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レポート概要

私ども一般社団法人日本動画協会では、アニメ産業の調査及び統計・分析を行い、その結果を内外に広く発信することを目的として、2009年より毎年「アニメ産業レポート」を刊行しております。
2024年の調査でついに３兆円を超えたアニメ産業市場は、2025年には3兆8,407億円（前年比114.8%）に達し、4年連続で過去最高値を更新しました。
国内のみならず、海外市場の拡大が著しいアニメビジネスの今を体感いただき、ぜひ今後の産業動向を読み解く一助としてご活用ください。

目次

【本編】

はじめに

執筆協力一覧

1.2024年アニメ産業総括
　1-1. 市場動向概観
　　　－ 市場規模4兆円が視野に：過去最大3兆8,407億円で、成長速度は加速 －
　1-2. 国内アニメーション産業
　　　－ 海外市場拡大のなかで大手から制作現場まで再編進む －

2.各分野解説
　2-1. アニメ映像流通市場・アニメ二次利用市場
　　　(1)総論
　　　　　－ 流通では視聴メディアを配信が横断、二次利用はコト消費にシフト －
　　　(2)テレビアニメ
　　　　　－ 放送と配信の連携深化で存在感を再構築する地上波アニメ －
　　　(3)劇場アニメ
　　　　　－ 勢いを増すシリーズ作品の劇場展開で盛況が続く －
　　　(4)ビデオパッケージ
　　　　　－ 映画タイトルを中心にヒットに恵まれて市場増加 －
　　　(5)ネット配信
　　　　　－ 「天井」が意識されつつも配信サービスにおけるアニメ需要の高さは際立つ －
　2-2. アニメ商品化等二次利用
　　　－ インバウンド消費の拡大でアニメ商品化市場も好調に推移 －
　2-3. 広告・販促プロモーション
　　　－ 異業種コラボが多様化しSNS連動型プロモーションも深化 －
　2-4. アニメ音楽
　　　－ ”アニソン”の存在感やパワーは絶大もアニメ音楽の規定枠では限界 －
　2-5. ライブエンタテイメント
　　　－ 全ての構成ジャンルが前年を上回って好調 －

3.海外動向
　3-1. 世界のアニメ関連の潮流
　　　－ 既存のキッズ・ファミリーアニメーション市場とは異なるセグメントを押さえて急成長を実現 －
　3-2. 世界の中の日本のアニメ
　　　－ 国内市場規模と2兆円の壁を超える：今後も伸び続けるために新たな戦略が必要 －

4.特別編
　4-1. アニメ制作会社の人材育成の現状と課題
　　　－ アンケートの自由回答をもとに制作現場を分析する －

5.アンケート調査
　5-1.令和7年　アニメ産業統計調査アンケート票
　5-2.令和7年　アニメ産業統計調査　自由回答全文

【巻末資料】
　資料①日本のアニメ市場（業界・産業）の推移（2025年版）
　資料②日本のアニメ業界・アニメ市場の近年の動向（2025年版）
　資料③日本のアニメの海外展開（2025年版）
　資料④日本のアニメ制作会社の分布（2020年調査）

執筆者一覧

森祐治　　　　　デジタルハリウッド大学大学院教授
（主筆）
数土直志　　　　ジャーナリスト／あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル　アーティスティック・ディレクター
高達俊之　　　　コウダテ株式会社 代表取締役
　　　　　　　　シニア知的財産アナリスト（コンテンツ）
長谷川雅弘　　　株式会社ヒューマンメディア　事業プロデューサー
　　　　　　　　専修大学ネットワーク情報学部　非常勤講師
松本淳　　　　　ジャーナリスト／専修大学文学部ジャーナリズム学科特任教授
（まつもとあつし）
陸川和男　　　　株式会社キャラクター・データバンク　代表取締役社長
　　　　　　　　一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会　専務理事
増田弘道　　　　アニメ産業研究家
　　　　　　　　株式会社ビデオマーケット 顧問
亀山泰夫　　　　ポップパワープロジェクト事務局プロデューサー
　　　　　　　　事業創造大学院大学非常勤講師
舛本和也　　　　株式会社トリガー 常務取締役
　　　　　　　　一般社団法人日本動画協会 人材育成委員会 委員長

編集

長谷川雅弘　　　株式会社ヒューマンメディア　事業プロデューサー
（編集統括）　　専修大学ネットワーク情報学部　非常勤講師
芦川美紗子　　　株式会社ヒューマンメディア ディレクター

資料作成協力

想田　　充　　　国立映画アーカイブ　アニメーション室　任期付研究員

編集協力

上原弘子　　　　尚美学園大学大学院 非常勤講師
小野打　恵　　　株式会社ヒューマンメディア 代表取締役社長
　　　　　　　　一般社団法人日本動画協会 デジタル制作環境委員会 副委員長/人材育成委員会 副委員長